恋の武器になる♡イランイランの香水たち
イランイランの香りは濃厚で甘く、男性を魅惑する香りと言われています♡官能を目覚めさせてくれるイランイランの香水を身にまとえば、女度が上がること間違いなし♪今回は、アムールの国フランスで見つけた、素敵なイランイランのフレグランスをご紹介します!
2020年10月09日更新
記事の目次
[1]クレオパトラも魅了されたイランイランの香り
エキゾチックで、甘美な香りがするイランイラン。一度聞いたら忘れられない、その名前にもインパクトがありますよね。
イランイランは東南アジアなどの亜熱帯地域で生息する、黄色くて可愛らしいお花です。
インドネシアでは新婚夫婦のベッドの上にイランイランの花をまき散らす風習が残っているそうです!
世界三大美女の一人、クレオパトラもイランイランの香りに魅了されていたとか。なんでもベッドの足元にイランイランの花を置き、ロマンチックなムードを演出していたというエピソードもあるんですよ♡
イランイランが使われている香水は、オリエンタル調の甘い香りが特徴です。
濃厚なイメージが強いイランイランの香りですが、実はどの香料と掛け合わせるかでだいぶ雰囲気が変わるんです。
そこで今回は、フランスで見つけたイランイランの香水を3つご紹介したいと思います!
同じイランイランを含むフレグランスでも、それぞれにハッキリとした違いがあるので、その違いを楽しみながら読んでいただけたら嬉しいです♪
[2]フェミニティを極めたイランイランの香水たち
CHANEL(シャネル)
「Gabrielle Chanel Essence(ガブリエル・シャネル・エッセンス)」
トップノート…プチグレン、ブラック・カラント、レッドフルーツ、ピーチ
ミドルノート…チューベルーズ、ジャスミン、イランイラン、オレンジブロッサム、ココナッツ
ラストノート…サンダルウッド、ムスク、バニラ
「Gabrielle Chanel Essence(ガブリエル・シャネル・エッセンス)」は、2020年4月に発売になったばかりの『CHANEL(シャネル)』フレグランスの新作です!
この香りは、無名時代の若きデザイナー、Gabrielle Chanel(ガブリエル・シャネル)に焦点を当てた香り。
「COCO CHANEL(ココ・シャネル)」になる前の、情熱にあふれ、自由を追い求めていた頃のGabrielle Chanel(ガブリエル・シャネル)をイメージしています。
「Gabrielle Chanel Essence(ガブリエル・シャネル・エッセンス)」は、イランイランを始めとしたフローラルの競演が見事!
清潔感とセンシュアルさのちょうど真ん中あたりを突いていて、まるでシャンパンのような華やかさがあります。
キャンペーンモデルを努めるのは、ハリウッド女優で映画プロデューサーのマーゴット・ロビー。
出典 instagram.com/p/B1v2fnVoaz8/
ミドルノートからラストノートにかけてはサンダルウッドが効いているのでしょうか、とても落ち着いた雰囲気に変わります。
『CHANEL(シャネル)』フレグランスのなかでも飛びぬけて優しい香りだな、と思いました。
マーゴット・ロビーのイメージ画像そのもので、色で例えるなら“白”。
一見、とっつきにくい香りなのかな?と印象を受けますが、実はとても使いやすく、『CHANEL(シャネル)』特有の敷居の高さは感じませんでした。
そして、人工的に作り出された香りのはずなのに、肌と馴染んだ頃合いの香りがとてもナチュラルなんです。自身の肌の上で“香り”から“匂い”に変わるのを実感できるでしょう。
日頃、忙殺されていると心がマシーン化してしまう時ってありますよね。「Gabrielle Chanel Essence(ガブリエル・シャネル・エッセンス)」の香りは、自分を心の通った人間に戻してくれるような温かさがあるんです。
こってりとしたセンシュアルさではなく、華やかさと温もりを感じさせるイランイランの香り。
憧れの女性を彷彿とさせる、王道のモテ香水です♡
いつでもどこでも安心して使うことのできる、社交的なフレグランスでもあります♪
L’ARTISAN PARFUMEUR(ラルチザン・パフューム)
「LA CHASSE AUX PAPILLONS(ラ・シャッセ・オ・パピヨン)」
トップノート…ベルガモット、ライムブロッサム、ピンクペッパー
ミドルノート…オレンジブロッサム、チュベローズ、ジャスミン、菩提樹
ラストノート…イランイラン、カーネーション
「LA CHASSE AUX PAPILLONS(ラ・シャッセ・オ・パピヨン)」は、日本語名で「ちょうちょをつかまえて」。
世界で最も売れている『L’ARTISAN PARFUMEUR(ラルチザン・パフューム)』の香りです。
「LA CHASSE AUX PAPILLONS(ラ・シャッセ・オ・パピヨン)」を正統派のフローラル香水と思って試香すれば、その期待は見事に裏切られるでしょう!
ブーケや花壇の花というよりは、人間の手が付いていないワイルドな花畑のイメージ。
イランイランを含んでいるのに、こんなに爽やかなフローラルの香りがあるんだ、と驚いたほどです。
「LA CHASSE AUX PAPILLONS(ラ・シャッセ・オ・パピヨン)」のすばらしいところは、チュベローズやイランイランといった官能的な香料を使っているのに、官能性とは無縁な香りを作り出しているという芸術性です。
色気で勝負、というよりは無垢で純粋可憐。妖精のようなそのエアリー感に好感を持つ人は絶対多いと思います!!
全体的にソフトで拡散性も程よく、香り自体も癖がなく、酸味も甘味も控えめ。
湿気の多い日本でもまといやすいオードトワレなので、一年中気持ちよくまとえるでしょう。
「LA CHASSE AUX PAPILLONS(ラ・シャッセ・オ・パピヨン)」は年齢を問わず、女性にも男性にもおすすめの香りです♡
誰からでも愛される、そのピュアな香りにみなが振り向いてしまうかもしれません♪
GUERLAIN(ゲラン)
「SAMSARA(サムサラ)」
トップノート…ベルガモット、ピーチ、イランイラン、レモン、
ミドルノート…ジャスミン、ナルシッソス(水仙)、ローズ、アイリス、バイオレット
ラストノート…サンダルウッド、バニラ、トンカビーン、アンバー、ムスク
1989年にジャン・ポール・ゲランが最愛の女性のために創作した「SAMSARA(サムサラ)」。サンスクリット語で「輪廻」を意味します。
つまり、「生まれ変わっても一緒になりたい」、「永遠の愛」、「ソウルメイト」といった壮大な愛をテーマにしたフレグランスなんです♡
そんなエピソードに納得の、官能的なイランイランを前面に打ち出したトップノートからスタート!
トップノートからイランイランの甘美な香りが漂ってくるなんて、ほかの香水にはない特徴だと思います。
ラストノートまでの香りの変化も劇的で、まるで叙情詩のようにエモーショナルなフレグランス。
全体的に濃いめのオリエンタルウッディノートで、インドのお香の煙を綺麗にまとめて、西洋風にアレンジしたような香りです。
初めに紹介した2つのフレグランスとは性格が違い、一番パッションが感じられます。
思わず感情移入してしまいそうな「SAMSARA(サムサラ)」は、まさに媚薬的な香水かもしれません♡
オードトワレなので持続性と拡散性は低め。身体の低い位置にワンプッシュすれば上手に香らせることができるでしょう!
私は、『GUERLAIN(ゲラン)』の香水には愛や官能性、フェミニティを表現する香りが圧倒的に多いと思います。
200年近くもの長い間、女性に寄り添ってきた老舗ブランドですから、女性ならではの感情を香りで表すのが抜群に上手なのでしょうね♡
そんな『GUERLAIN(ゲラン)』の「SAMSARA(サムサラ)」は、イランイランを味方にできる頼もしいフレグランスです♪
[3]女度を上げるにはやっぱりイランイラン
官能的で女度を上げてくれるイランイランの香り。ブランドによって香りもさまざまなので、自分のニーズに合ったフレグランスが見つかると思います。
恋の武器に、自分磨きに、リラックスタイムに、イランイランの香りをまとえばさらに魅力的な女性になれるはず♡
香りによってもたらされる幸福感が、みなさんの毎日を彩ってくれることでしょう♪